スキンケア

しみの出来る原因!メラノサイト

シミの原因!!メラノサイトの活性化

 シミ(メラニン)の原因 「メラノサイト」 を知っておくことで、いつの間にかシミが増えてしまったり、濃くなってしまうことを予防することに繋がります。シミの原因のほとんどが紫外線ですが、紫外線以外にも様々な原因でシミは増えてしまいます。原因が分かっていれば、対策が出来ますね。今回はそもそも、シミ(メラニン)はどこで作られるのか?ということで、メラノサイトについての記事になります。

メラノサイトが活性する原因

海で遊ぶ女性

 シミ(メラニン)を作るのは「メラノサイト」という色素細胞。表皮の一番下にある基底層に存在し、だいたい基底細胞の7~8に1つの割合で存在します。やっかいなのが、メラノサイトは履歴を残す=記憶をする細胞なので、一度活性化すると、同じ状況下で、再活性してしまうということも!!例えば、一度大量に紫外線を浴びてシミを作ってしまった経験があると、紫外線を大量に浴びてシミを作った経験をメラノサイトが記憶しているので、再び大量の紫外線を浴びた際に、再びシミをどんどん作ってしまうということに!!

 また、紫外線以外でも、メラノサイトは炎症や摩擦によって、活性化します。傷口を繰り返し掻いていると周辺の皮膚が黒っぽくなることがありますよね?これも、メラノサイトの活性化が原因。アイメークをゴシゴシ擦ってクレンジングで無理矢理落としていると、瞼や目の周りが茶色っぽく変色してくるのも同様です。以前、アイメイクリムーバについての記事でも紹介しましたが、目元のクレンジングにはアイメイクリムーバーは必須アイテムです。

学生時代炎天下の中、紫外線予防をせずにスポーツをしていた方、マリンスポーツが好きな方、シミが出来ているのに予防や日頃のお手入れを怠っている方、目や皮膚を擦る癖のある方、スキンケアをする際に力を入れて行っている方は特に、要注意!!

メラノサイトとメラニンの役割

黒い服を着た女性

 本来は、表皮細胞や、表皮の下にある真皮層(コラーゲン線維やエラスチン線維が存在)への紫外線の侵入を防いでお肌を守ったり、皮膚細胞のDNAを傷つけないようにメラノサイトが活性し、メラニンを作り出します。メラニンが紫外線を吸収することで、紫外線から皮膚細胞を守るという目的があるんですね。

 例えば、私の場合、紫外線アレルギーもあるので、白や明るい色の服を着用すると、長袖であっても、赤い発疹が発生するので、夏場は黒い服を中心に着用しています。黒は紫外線を通しにくい色なので、紫外線から守るために、暑さに耐えながらも、黒を着用しています。同じように、表皮細胞を守るために、黒いしみ(メラニン)を作り出すことで、お肌を守って、紫外線の侵入を防いだり、紫外線によるダメージを軽減させようとして、メラノサイトはメラニンを作りだしているのです。

メラノサイトとターンオーバー

シミを気にする女性

 表皮細胞は、ターンオーバ(代謝)と共に角質となって剥がれて体外へ排出されるので、シミ(メラニン)が出来てしまっても、一時的なもので、表皮には残らないはずです。

 皮膚のターンオーバーは通常28日と言われているので、メラニンを含む表皮細胞が垢となって体外へ排出されれば、シミは残らないという原理になります。しかし、加齢やお手入れ不足によって、代謝のスピードも遅くなってしまい、若い時にはすぐに排出されていたシミや日焼跡の黒ずみも、年をとるにつれて、取れにくくなってしまい、肌に停滞してしまいます。紫外線や様々な要因で、過剰に作られたメラニンは、ターンオーバーが追い付かなくなり、色素が沈着してしまい、シミとして肌に残った状態になります。

メラノサイトの活性化を抑えるために

ビタミン豊富なオレンジ

 紫外線や摩擦によって活性化される「メラノサイト」は記憶する細胞なので、ホームケアは正しく丁寧に♪ また、履歴を残し、記憶する細胞なので、逆の効果も期待できます。日焼後のアフターケアを以前ご紹介しましたが、日焼け後のケアがしっかり出来ていると、メラノサイトの活性を抑制することにもつながります。日焼けの炎症と紫外線の影響でWのダメージを受けると、メラノサイトは何日もかけてどんどん活性し続けてしまいます。その為、アフターケアが必須。メラノサイトには良い履歴を残すようにすることも大切ですね。

 化粧品も、紫外線を浴びる時間の長い5月から10月は特に美白商品のアイテムを取り入れてください。メラノサイトを抑制する成分や、メラニンを還元する効果が高いものを選ぶと効果的です。

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