レシピ

チキンベジブロスの作り方

チキンベジブロを作ろう♪

 チキンベジブロスは、骨付きの鶏肉と野菜の葉・茎・皮等の普段捨ててしまうけれども本来野菜の栄養がたっぷり含まれている箇所を使用して作る出汁(スープ)です。野菜の皮・根・茎の部分には第七の栄養素としても注目を浴びている「ファイトケミカル」がたっぷり含まれています。
 ファイトケミカルとは植物に含まれる化学物質のことで、人参に含まれるベータカロチン、トマトに含まれるリコピン、そして最近特に注目を浴びている玉ねぎの皮に含まれるケルセチン等が有名。  
 抗酸化作用・免疫力を高める・生活習慣病の改善に加え活性酸素を無毒化する作用など様々な効果を期待できる種類があり、植物の実の部分よりも皮や根等のいわゆる野菜くずと呼ばれている場所に多く含まれています。生で食するよりも煮込むことでより効率よく吸収できるので、チキンベジブロスは美容と健康目的に最適なおすすめのスープです。

チキンベジブロスの材料と作り方

【材料】 1ℓ分
基本のベジブロス材料●野菜の皮・根・茎などを両手いっぱい分・・・玉ねぎの皮・セロリの葉・パセリの茎・ショウガの皮・ピーマンのヘタ・カボチャのワタ・人参の皮や根・長ネギ・トウモロコシの芯などいろいろな種類をご使用下さい  ●お水1300ml ●酒小さじ1 
プラス 
●鶏肉(手羽元)200g 
※手羽先・手羽中・鶏ガラでも代用可(骨付きの方がだしがよくでます)

 ★野菜だけを使って作る基本のベジブロスのつくり方はこちら★

ベジブロスの作り方

【作り方】

50℃洗い

下準備1、鶏肉を50℃洗いします。 
※50℃洗いすることによって、鶏肉についている余分な脂やドリップを取り除くことができます。野菜の葉・茎・根も50℃洗いしたものを使うことをオススメします。

チキンベジブロス

下準備2、洗った鶏肉をキッチンペーパーに取り水気をふき取ります。※面倒な方は下準備は省いてもOK。

50℃洗いの方法
チキンベジブロス3

1,鍋に水、鶏肉、酒を入れて強火にかけます 。

チキンベジブロス4

2,沸騰したら、アクを丁寧に取り除きます。

チキンベジブロス5

3,アクを取り除いたら野菜の根・茎・葉などを追加して、沸騰しないくらいの温度で30分程度コトコト煮込みます。(沸騰すると野菜や鶏肉が煮崩れて濁ってえぐみのあるスープになってしまうので火加減に注意しましょう)
※1時間以上煮込むとより濃厚なスープを作ることが出来ます。

チキンベジブロス6

4,出来上がったら火を止めてキッチンペーパーを敷いたざるで濾します。
※野菜や肉のエキスを出そうとしてお玉等で材料を押してつぶしたりするとえぐみや濁りの原因になるので野菜やお肉が崩れないようにそっと濾すようにしましょう。鶏肉の脂を取り除くためにキッチンペーパーを必ず敷いてください。

残った手羽元

5,だしを取った後の手羽元は、鍋にベジブロス、醤油、みりんを入れて一緒に煮込むと美味しく頂けますが、長時間煮込んでチキンベジブロスを作った場合は、鶏肉の旨味がスープに溶け込んで消えているのでおすすめしません。

チキンベジブロスを活用しましょう

 私は普段からチキンベジブロスをさまざまな料理に活用しています。鶏ガラスープやコンソメを使用する際に代用としてチキンベジブロスで調理するとヘルシーで罪悪感が無く、野菜や鶏肉の栄養素を丸ごと食することが出来る美味しいお料理に仕上がります。
 食品添加物の摂取を控えたい方・ご自身、ご家族の健康に気を付けている方・免疫力を上げたい方には是非積極的に取り入れてほしい出汁(スープ)です。特にコンソメスープや中華料理、カレーやシチュー等の煮込み料理使、ラーメンやちゃんぽん等に使用すると大変おいしく仕上がります。
 また、上記のチキンブロスのレシピにお酢大さじ1を追加して1~2時間かけて煮込んだものに塩・胡椒を加えて味を調えればダイエット目的のファスティング時にも利用できます。以前紹介した私が5kgダイエットした際に飲んでいた「ボーンブロス」のレシピでは、スープを作るのに8時間以上時間がかかるので、時間が無い方は1~2時間煮込んだチキンベジブロスで代用してもOKです。
 仕上がったチキンベジブロスはジッパー付きのビニール袋に移して冷蔵保存で3日以内、冷凍保存で1カ月以内の保存が可能です。

★ボーンブロスの作り方はこちら★

ボーンブロス


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