大根の部位別使い方と栄養について
1年中手に入りやすい大根は秋から冬が旬の野菜。水分が多く甘みがあるこの時期の大根は煮物やなべ物にすると特に美味しく頂けます。大根で煮物を作る際は甘みと辛味のバランスが良く柔らかい中央の部分を使用するのがおすすめです。大根1本を消費するのはなかなか難しかったりついつい冷蔵庫の中で余らせてしまいがちになりますが、煮物にすれば大量消費できます♪上の部分は甘みと水分が多いので大根サラダなどの生食用にして下の部を分は辛味が多く水分が少ないので辛味を活かした大根おろしにしたり汁物の具材にしても良いですね。大根が余りそうなときはすりおろしてから小分けにしてジッパー付きの冷凍保存袋や離乳食用の冷凍保存容器に入れて冷凍しておくと便利です。
大根は水分が多いため栄養が少ないイメージがありますが、大根の栄養素にはむくみ対策に効果のあるカリウム、抗酸化作用の高いビタミンCに加えて整腸作用に効果的な食物繊維、消化を助けて胃腸の調子を整える消化酵素などが含まれています。では早速材料・作り方と最後にアレンジできる他の食材もご紹介しますね。
大根と薄切り豚肉のあっさり煮
材料 4人分
- 大根1/2本
- 薄切り豚ロース肉 200g
- 春菊5束
- 米のとき汁 適量
- A だし汁 2カップ
- A みりん 20cc
- A 薄口醤油 20cc
- 塩
1 大根は2cm程度の輪切りにしてから皮を剥き半月切りにする。さらに面倒でなければ面取りをする(面倒なら面取りは省いてOK)
2 1の大根を鍋に入れてかぶるくらいの量の米のとき汁を加えて火にかけ沸騰したら中火にして竹串が通る固さになるまで20分程度下茹する。※米のとき汁が無い場合は生米大さじ1を入れて代用
3 2の大根を水で丁寧に洗い汚れを落としザルで水切りをしてから鍋に移しAの煮汁の材料を加え沸騰したら弱火にして20分程度煮る。
3 大根を煮ている間に春菊は葉の部位だけ摘み塩少量を入れた熱湯でさっと茹でて冷水にとり水けを切る。豚肉は沸騰した湯にさっとくぐらせ表面が白くなったらすぐに冷水にとり水気を切っておく。
4 大根が煮えたら3の豚肉を入れ豚肉に火が通ったら器に大根・豚肉・春菊を盛り付け上から煮汁をかけて出来上がり。
他の食材で代用も可能です!
今回ご紹介した大根を使ったあっさり煮は大根➡カブ 春菊➡大根の葉・小松菜・白菜など 豚ロース➡豚バラ・油揚げなどに変更しても美味しく出来ます。(※画像左側に乗っているのはカブ・豚バラ・小松菜でつくったもの)また、椎茸やエノキなどのキノコ類を足しても美味しいので是非冷蔵庫にある食材やお好みの食材でアレンジしてみて下さい。